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(つづき)真っ黒な雲が所々に現れる。人々はそれを見て

(つづき)真っ黒な雲が所々に現れる。人々はそれを見て、『そらいろ様がしまいろ様になられたあ!』と恐怖に怯えるのだ。
今、山は『しまいろ様』。国は大混乱。しまいろ様の祟りに怯え、国の悪政に耐えかねて心がすさんだ人々が争いをする日々。(後に【メロンソー・ダムスパイラル】と記述)
まさにびっくりびっくりびっくりびっくりです。人々はゆったりたっぷりのんびりしたいのです。
先代ダ王が目覚めぬまま半年が経ちました。
『父上・・・。私は力のない自分が情けないです。本来なら私が後を継がねばならないのに。』
涙を流して悔しがるクリソに、王妃が優しく語りかけ
『クリソ、よくお聞きなさい。この魔法のメロンソーダを、そらいろ様にお祈りしながらおつぎなさい。』
緑色の小瓶とグラスを1つ、手渡しました。
『は・・・母上。わかりました。』
ヒンヤリと冷たい瓶を開けてみると、
『プシュッ!』と、何とも心地よい炭酸の音がして、メロンの香りが鼻をくすぐりました。瓶をグラスに傾けて、つごうとしました。だけど、待てど暮らせど中身が出てきません。
『はっ、母上?メロンソーダなど出てきませんが?』
『それはー、クリソがー、【つぎたい‼️】って気持ちがー、足らないんじゃないかなあー?』
『はっ、母上、いつもと話し方が・・・』
『いいからー、サクっとー、ついじゃってよー』
『はっ、はい。がんばります。』
その日から、クリソはひたすらメロンソーダをつごうとしました。
『ねえー、まだあー?まだつげないのー?』
日に日にキャラが変わる王妃を尻目に。逆立ちしてみたり、歌ってみたり、様々なやり方を試しました。
『ぐふふ、ソ、ソーダちゃん、恥ずかしがってないで、出ておいでよ。今度は違うやり方、やってみっか。』
クリソはメロンソーダと会話できるようになってました。
その頃、釣りが趣味だったダムが、釣ってきたフグを自分で捌いて、フグ毒に当たって死にました。(フグを捌くにはフグ調理師免許が必要です。)人々からは、『ダムはダメだあ~。フグにサバかれたんだな、あれ。』と言われました。(【フグのサバき】と記述)
ダム支持の革新派は蜘蛛の子を散らすように解散。先代ダ王も『あーよく寝た』と目を覚まし、クリソを後継者にしました。『母上!母上ー!やっと【つげました】ー!』
『上手に【つげて】良かったねー。じゃあー、一緒にー、メロンソーダKP♪』

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