(つづき)真っ黒な雲が所々に現れる。人々はそれを見て 2020/01/29 12:24 Facebookでシェア URLをコピー 報告 (つづき)真っ黒な雲が所々に現れる。人々はそれを見て、『そらいろ様がしまいろ様になられたあ!』と恐怖に怯えるのだ。今、山は『しまいろ様』。国は大混乱。しまいろ様の祟りに怯え、国の悪政に耐えかねて心がすさんだ人々が争いをする日々。(後に【メロンソー・ダムスパイラル】と記述)まさにびっくりびっくりびっくりびっくりです。人々はゆったりたっぷりのんびりしたいのです。先代ダ王が目覚めぬまま半年が経ちました。『父上・・・。私は力のない自分が情けないです。本来なら私が後を継がねばならないのに。』涙を流して悔しがるクリソに、王妃が優しく語りかけ『クリソ、よくお聞きなさい。この魔法のメロンソーダを、そらいろ様にお祈りしながらおつぎなさい。』緑色の小瓶とグラスを1つ、手渡しました。『は・・・母上。わかりました。』ヒンヤリと冷たい瓶を開けてみると、『プシュッ!』と、何とも心地よい炭酸の音がして、メロンの香りが鼻をくすぐりました。瓶をグラスに傾けて、つごうとしました。だけど、待てど暮らせど中身が出てきません。『はっ、母上?メロンソーダなど出てきませんが?』『それはー、クリソがー、【つぎたい‼️】って気持ちがー、足らないんじゃないかなあー?』『はっ、母上、いつもと話し方が・・・』『いいからー、サクっとー、ついじゃってよー』『はっ、はい。がんばります。』その日から、クリソはひたすらメロンソーダをつごうとしました。『ねえー、まだあー?まだつげないのー?』日に日にキャラが変わる王妃を尻目に。逆立ちしてみたり、歌ってみたり、様々なやり方を試しました。『ぐふふ、ソ、ソーダちゃん、恥ずかしがってないで、出ておいでよ。今度は違うやり方、やってみっか。』クリソはメロンソーダと会話できるようになってました。その頃、釣りが趣味だったダムが、釣ってきたフグを自分で捌いて、フグ毒に当たって死にました。(フグを捌くにはフグ調理師免許が必要です。)人々からは、『ダムはダメだあ~。フグにサバかれたんだな、あれ。』と言われました。(【フグのサバき】と記述)ダム支持の革新派は蜘蛛の子を散らすように解散。先代ダ王も『あーよく寝た』と目を覚まし、クリソを後継者にしました。『母上!母上ー!やっと【つげました】ー!』『上手に【つげて】良かったねー。じゃあー、一緒にー、メロンソーダKP♪』