こんなにも遠くなってしまった。

こんなにも遠くなってしまった。

自分の始まりは、人からの誘いだった。
「面白い奴がいる…お前も一緒に来い!!」

私は、特に期待もせず、この世界に入った。

カタカナ4文字が今やこんなにもはるか遠くに来てしまったでは無いか。

あの時の仲間も、あの時の喜びも、何も残っちゃいない。
あの読者モデル今どうなってるかなぁーとか、あのおっちゃん元気に軽トラ運転してるかな?…とか。

居なくなったのを忘れたくて、何回理由を付けてキャスを引退しただろう。
…それでまた戻ってきてるんだから世話がない。


未だに、過去の栄光にすがる程度には。


好かれたいとは思わない、仲良くしたいとも思わない。
逃げ道を作ると言って逃げ道を潰して、壊れながら生きてきたのだ。それぐらい構わない。


…もう過去の栄光は見ないよ。


私はただの独々だ。
もう、振り返らない。

壊れることを怯えて、前を向いて生きていくよ。
そうすることしか出来ないんだから。

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