「星芒」tamaji 暇やねん(笑)

「星芒」tamaji  暇やねん(笑)

灰色の空には鈍くギラついた星ひとつ
やましい優しさを身にまとい
微笑みに固まった眼差しは空洞で
チリひとつない日常を飲み下し
与えられた呼吸に選択肢はなく
理不尽な風に舞い踊る

ほら手に手をとって君も僕も舞い踊る
燃え尽きそうな星にしがみつき
過ちを背負わす分身を産み育てる
安物の幸せに暗示かけ
何回でも何回でも
何回でも何回でも〜繰り返される

扉の鍵はもう錆び付いて動かないのに
愚者も王者も我先と
逆さにもつれたピラミッドで輪を描き
弾き飛ばされた原子はひそやかに
暗い脇道に美しい花を咲かせよう
首輪の息苦しさにはもうすっかり慣れた僕たちは
灰色の道を華麗に尻尾を振って歩いてく
何回でも何回でも
何回でも何回でも〜繰り返される

何回でも何回でも何回でも何回でも何回でも何回でも何回でも何回でも何回でも何回でも

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