音楽理論講座 2024【その10】

音楽理論講座 2024【その10】

【コードの仕組と見方③】
【四和音(テトラッド)】
 三和音に7度の音を加えた和音を四和音(テトラッド)、またはセブンス・コードと言います。

セブンス
例、C7
 メジャートライアドに短7度の音を加えます。

メジャー・セブン
例、CM7、Cmaj7、C△7
 メジャートライアドに長7度の音を加えます。

マイナー・セブン
例、Cm7、Cmin7、C-7
 マイナートライアドに短7度の音を加えます。

ハーフ・ディミニッシュ
(マイナー・セブン
・フラット・ファイブ)
例、Cm7-5、CΦdim
 マイナーセブンの5度の音を半音下げます。
 1度、短3度、減5度、短7度の4音で構成される和音。

ディミニッシュ・セブン
例、Cdim7、Cdim
 1度、短3度、減5度、減7度の4音で構成される和音。
 減7度は短7度の更に半音下、つまり長6度となります。
 近年ではCdimと表記するのが一般的です。

マイナー・メジャー・セブン
例、CmM7
 マイナートライアドに長7度の音を加えます。
 ポップス特有のコードで、クラッシック音楽では特に定義はありません。

 セブンスコードを見る時は大文字の「M」に注意してください。
  通常、コード表記ではメジャーを表すM、maj、△は省略しますが、7度の音に関してのみ、長7度(M7th)を「M7」と表記し、短7度(m7th)を「7」と表記します。

CM7=C+M7(長7度)
Cm7=Cm+7(短7度)

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