~酒場なかやん物語~ 2019/07/29 23:49 分享到Facebook 複製URL 檢舉 ~酒場なかやん物語~― 古き良き下町の情緒溢れる佇まいのお店 平日の深夜0時を過ぎ 明かりを灯しているけんちゃん「大将ぉ 俺の冷酒はまだかよぉ」るい「けんご酔ってんだろw俺もだけどw」― 仲居として働く女性が慣れたように窘める雪ばんご「ダメよ!もお終わりって言ったでしょ?」けんちゃん「うるせえんだよ 雪ばんご 俺の勝手だろぉ」雪ばんご「ちょっと!大将の方からも言ってよ!」なかやん「…」― 頑固一徹 職人肌の寡黙な大将は何も語らないそんな大将とは打って代わり 饒舌な常連客が店内を賑わすスカーレット・すぴこ「ぽよちゅわぁぁぁぁん❤また2杯ずつ頼むん?!お茶無くなってまうで?!」雪ばんご「ちょっと!あなた達も飲みすぎよ?」スカーレット・すぴこ「ぽよちゃん言われてんで!!!」L「…どっか夜勤でもやってるんか??」すぴこ「誰が工事現場やねん!そんな うるさないわ!はい黙りますぅ黙りますぅ」クリスティーナ・ぽよ「www」雪ばんご「無双したいわーチッ」―この店を知る常連からすると いつもの和やかな時が過ぎていくしげこ「あのーすみませーん」雪ばんご「はいはーい 注文かしら?」しげこ「黒毛和牛フィレ肉のグリル 季節の温野菜とバニャニャンソース トリュフの香りを纏ったブールパチュー ください」雪ばんご「え?」しげこ「えーと…黒毛和牛フィレ肉のグリル 季節の温野菜とバニャニャンソース トリュフの香りを纏ったブールパチュー ください!」けんちゃん「おいおいwwwそんなのあるわけないだろぉwww」るい「おじさんにはわっかんねw」スカーレット・すぴこ「聞いてないけど黒毛和牛おいしいのはわかったっ!!!」クリスティーナ・ぽよ「www」しげこ「ないのでしょうか…」雪ばんご「えっと………大将ある?」なかやん「………あるよ」店内「ぇ」なかやん「…………あるよ」雪ばんご「ぁ はい…お待ちくださいね」しげこ「はーい」~完~